誰でもできる、と言われて
年齢で仕事を選べなくなった人に、実際に何が起きているのか。求人側の理屈と、そこから外れる方法を書きます。
世の中のほとんどの仕事は、応募した人の年齢と経歴を最初に見ます。そこで足りないと判断されると、残るのは「誰でもできる仕事」と呼ばれるものだけになる。給料が安いのは、その仕事が簡単だからではありません。上手くなっても値段が変わらない仕組みになっているからです。
このメディアは、その反対側にある働き方だけを扱います。人の話を聞いて、その人が決めるのを待つ仕事。生きてきた時間の長さが、そのまま材料になる仕事。50代で始めて、60代で現役でいられる仕事。
読んで気持ちよくなる記事は置いていません。かわりに、実際にやっている人が何をどう話したのか、どこで詰まったのかを書きます。
編集 / 菊屋 祐介 イルミノセールス
離婚して、子どもを親に預けて働きに出た人が、四十を過ぎて言われる言葉はだいたい決まっています。「年齢的に、誰でもできる仕事しか紹介できません」。この一言が何を意味しているのかを、採用する側の理屈から順にほどいていきます。
結論を先に言うと、面接官は能力を見ていません。教育にかかる時間を回収できるかどうかだけを見ています。だとすれば、教育の時間を売り手側が持つ仕事なら、その計算式は成立しなくなります。
年齢で仕事を選べなくなった人に、実際に何が起きているのか。求人側の理屈と、そこから外れる方法を書きます。
商品の説明をしない商談で、実際には何を話しているのか。会う・掘る・結ぶ・待つ・返す、の五つを順に分解します。
案件を受け持つまでに、何を練習して、どこで詰まったか。実際にやっている人の、うまくいかなかった期間の話。
「私に営業なんてできるのかな?という不安の方が大きかったです」K・T さん / 34歳・現役看護師
「え、私がこんなに仕事として必要としてもらえるんだ」Y・M さん / 45歳・主婦
「今まで学んできたことって、無駄じゃなかったんだ」N・T さん / 58歳・主婦
掲載しているのは、本人の同意を得た言葉だけです。金額と件数は本文のなかにだけ書き、見出しには置きません。数字が先に立つと、数字が出なかった月に続けられなくなるからです。三名の全文を読む
イマカラキャリアを運営しているのは、企業から営業を請け負っているイルミノセールスです。受講したあとに、自分で仕事を探す必要はありません。案件はこちらが取ってきて、その人の経歴に合わせた台本を用意し、クライアントとのやり取りは引き取ります。面談ごとに、うまくいかなかったところを一緒に見ます。
やることは、もう決まっています。できるようになるまで、現場には出しません。認定テストとロープレを通った方だけが案件を受け持ちます。ここまで平均して二ヶ月ほど。だからデビューした初日から成果が出ています。三十代から六十代まで在籍していて、成果が出ていない人は基本いません。一件目が決まった時点で、呼ばれ方が変わります。